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[読書] 神戸在住 木村 紺

この本を知ったきっかけは北村薫さんのファンサイトでの書き込みでした。
"北村さんの本が好きな方なら、きっとこの本も気に入るのでは。"
そんな書き込みだったかと思います。それが今からちょうど7年くらい前のこと。

神戸在住 10 (10) (アフタヌーンKC)




この本は「神戸在住」のタイトルどおり、神戸を舞台としたお話。
そして主人公は親の転勤で東京から引っ越してきた女子大生の辰木 桂。

描かれるエピソードは穏やかで温かみのあるものばかりで、読んでて気持ちが"ほんわか"することが多いのですが、時にはココロをえぐられるようなツライ話も。特に震災当時のボランティアのエピソードは、とても考えさせられる内容でした。

連載自体は2年前に終わっていて、今月になってようやく最終巻が発売になりました。
連載スタート時は新入生だった桂が最終巻でいよいよ卒業を迎えます。何だか読んでてすごく感慨深いものがありましたねー(T_T)。

自分の中では単なる漫画というよりは、桂の私小説を読んでいるような感覚でずっとこの本を読んでいたような気がします。そしてこれからも、何度も何度も読み返してはクスッと笑ったり、じんわりと目に涙をためることでしょう。

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この本がきっかけで神戸に行ってみたくなって、それを実現したのが2003年の冬。
一番の思い出は・・・デジカメを壊したこと(爆)。
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[読書] クライマーズ・ハイ (横山秀夫)

以前から読んでみたいと思っていた作品なのですが、去年読んだ「沈まぬ太陽」が結構ヘビーな内容(日航機事故以外の要因も多々ありますが)だったので、ちょっと時間を置いてみました。

夜の23時過ぎに読み始めたら、読む手が止まらずに読み終えたのは早朝4時。
いや、久々に読書で朝を迎えてしました。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)




この本は『日航機墜落事故』という未曾有の大事件に直面した地方新聞社の記者たちと、その全権デスクを任された主人公「悠木」の苦悩と奮闘を描いた物語です。

著者の横山さんは実際この事件があった時、地元群馬の上毛新聞の記者だったそうです。著者自身、当時の事故の模様を深く知っていたからこそ、この作品はここまでリアリティが感じられる作品になったのだろうと思います。

全権デスクを任された悠木は上層部から疎まれ、部下からは見放され四面楚歌の状態に。社内の陰湿な抗争だったり、他の局との対立に巻き込まれながらも、「新聞紙」ではなく「新聞」を作りたい、その一心で事故の様子を伝え続ける姿には不覚にも涙がこぼれてしまいました。

決して絵空事ではない重厚な作品なのですが、ラストはとても穏やかな優しい終わり方です。読み終えて、ようやく「ふぅ〜〜」と深く息を吐き出せた感じがします。

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事故から今年で22年経ちます。今でも事故の翌日に早朝からテレビで流し続けられた乗客名簿の映像が忘れられません。自分の中で風化させてはいけない、忘れてはいけないと思うことがたくさんありますが、この事故もその一つです。

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昨年ドラマ化(NHK)され、今後映画化もされるとのことです。まずはドラマを見てみたいと思うですが、レンタルとかされてないですかね。ちなみに主人公の悠木を演じるのはドラマ版では佐藤浩市さんで、映画版は堤真一さんだそうな。本を読んだ限りでは佐藤浩市さんの方がしっくりくる感じがしますが・・・どうなんでしょうかね?
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[読書] 真夜中のマーチ (奥田英朗)

「空中ブランコ」とかで名前は知っていたのですが、実際に読むのはこの作品が初めて。思っていたよりも読みやすかったですし、面白い!!
かる〜い気持ちで、肩肘張らずに気軽に読める作品です。

真夜中のマーチ




自称青年実業家のヨコケン。
財閥の御曹司と名前が同じなだけのダメ社員のミタゾウ。
そして謎の美女、クロチェ。

この3人がひょんなことからチームを組んで、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す。
ストーリー的にはざっとこんなもんで(笑)。

そんな彼らの前に立ちはだかるのは、クロチェの父親、ヤクザのフルテツ、そして中国マフィアの面々。4チームが入り乱れての争奪戦となるワケですが、クロチェの父親の用心深さには驚かされました(謎笑)。

痛快クライムノベルっつーことですけど、3人それぞれの性格やら抱えているコンプレックスなど、心情描写が結構深く描かれております。また3章からなる物語を3人それぞれの視点で順に語っていくのも、なかなか新鮮な感じがしましたね。

これを機に他の作品も読み始めてみようかな〜。
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[読書] 図書館戦争・図書館内乱 (有川 浩)

久々にタイトルに惹かれて買った本であります。
そう言えば小学生の頃、「チョコレート戦争」という本が大好きでした。
ま、本作とは全然関係ないですけど(苦笑)。

図書館戦争




図書館で戦争ってどういうことなんだろ?って読み始めたら、もー、ページをめくる手が止まりませんでした。3日でハードカバー本を2冊とも読了しやした(^-^)。

どんな内容かと言うと、作者のあとがきを借りて言うなれば、
「行政戦隊図書レンジャー」(爆)
・・・いや読めば、絶対になるほど〜って思うに違いないんですけどね(笑)。

とにかく登場人物が皆個性的で、会話がめちゃくちゃ面白いです。こんなにさくさく読めてしまう本も珍しいですわ。いわゆるライトノベルっぽい感じもしますけど、根底にあるテーマは大人でも充分読み応えのあるものになっていると思います。

今のところ、「戦争」に続いて「内乱」が出ております。シリーズ化が決定したらしいのであと何作かは楽しめるっつーことですな♪

図書館内乱

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図書館は高校生くらいまではすごく利用してましたねー。読みたい本は予約して何週も待って借りてたっけなー。あと夏休みはよく涼みに行ってました(笑)。

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個人的には柴崎のキャラが一番好きですな。
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[読書] アヒルと鴨のコインロッカー (伊坂幸太郎)

題名だけ読むと"何のこっちゃ"って感じですけど、読み終えると"なるほど〜"と思っちゃいました。結構分厚い単行本だったんですけど、今までの伊坂作品よりも更にサクサク読めてしまい、正味2日で読了(^-^)。

アヒルと鴨のコインロッカー




物語は現在と2年前の話が交互に進められていきます。語り部となる人物もそれぞれ違っていて、読み始めた時はそれぞれがどうリンクしていくのががさっぱり分かりませんでした。が、読み進んでいくにしたがって、段々と話が見えてきて、読むスピードもどんどん加速していきました。

最後に明かされる真実にはビックリしましたけど、そのおかげもあって「悲しさ」よりも「清清しさ」が残る作品に仕上がっているのだと思います。

個人的には「3人の物語に途中参加」してしまった椎名という人物がとっても読者寄りの人物に感じられ、感情移入しやすかったですね。あとは麗子さん。彼女の立ち振る舞いなんかを読んでいると、同じ伊坂作品の「砂漠」の東堂を思い出します。実は同一人物だったりして?伊坂作品なら十分有り得る(笑)。

で、この作品は既に映画化されてます(来年春、公開予定)。現在と2年前のそれぞれのストーリーをどのように見せるのか、河崎はどう演じるのか、とっても興味がありますぞ。クランクインの写真を見たんですけど、すぐにそれぞれが演じる役柄が分かった気がします。うん、このキャスティングは結構イイかも♪

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「ラクなのかクロウするのか分からないものは・・・」のくだりには笑いやした。
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[読書] 重力ピエロ (伊坂幸太郎)

読み始めて5日で無事、読了。
ブログ上では3月の「砂漠」以来となりますが、その間に「陽気なギャング」シリーズを2作読んでおります。感想は・・・書き忘れっつーことで(苦笑)。いや2作品ともサクッと読めて面白かったんですけど、自分としてはこの「重力ピエロ」くらいちと重い感じの方が好みかもしれません。

重力ピエロ




ということで、この物語のテーマはかなり重たいです。というか、伊坂作品でそれをテーマとして描くということに最初は少し驚きました。けれど、読後感は心地よかったですわ(^-^)。

物語の中心となるのは遺伝子を扱う会社で働く兄の和泉と、街中の落書きを消すという変わった仕事をしている弟の春の二人の兄弟です。二人の母は既に他界していて、父親も癌で入院中。

ある時、春から呼び出された和泉は仙台市内で多発している放火事件の法則性を聞かされます。父親も巻き込んで(というか自分から)3人は事件の法則を解き明かし、放火魔を捕まえようとそれぞれ推理を始めます。

物語は和泉が語り役となり進んでいきます。物語が進むにつれ、和泉が動揺していくのと同じように読んでいる自分も動揺しまくり(^-^)。そしてある真実へと辿りつきます。ラストについて、彼らの決断がいいことなのかは分からない。けれど、それでよかったのだと思いたいです。

ミステリーだとか推理小説的な要素もあるけれど、この本は「家族」の物語だと思います。終盤で父親が春に向けて言った言葉に「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」という言葉があります。是非、読んでもらってこの言葉に込められた本当の意味を知ってもらいたいのです。

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伊坂作品ではお馴染みの他の作品の登場人物が今作にもしっかり出ております。
しかも探偵役として結構重要な役で登場しておりましたね、黒澤さん(^-^)。あの空き巣の手口を読んだ時は読んでて、思わずニヤリですわ。

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これまた伊坂作品ではお馴染みの仙台(笑)。
地元名物のカスタード菓子って「萩の月」ですよね?あれ俺も好きだな〜♪

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次は同じく文庫版の「オーデュボンの祈り」か単行本の「アヒルと鴨のコインロッカー」のどちらかを読もうかと。「アヒルと〜」は映画撮影も進んでいるらしいですね。どんな物語なのか気になるなー。
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[読書] ひとがた流し (北村薫)

去年の8月から今年の3月まで、毎日新聞に連載されていた作品。
自分は新聞とか取ってないので、連載中も早く本にならないかなぁ〜と思っておりました。北村さんの本を読むのはちょうど1年くらいに前に、会社の後輩から北村さんのサイン本(ニッポン硬貨の謎)を貰って以来ですから、結構久々。

ひとがた流し




この作品は3人の女性が中心となります。アナウンサーの千波、作家の牧子、写真家の妻の美々。彼女達は高校時代からの友人として、大人になってからもずっと家族ぐるみの付き合いをし続けています。そんな彼女達とその家族(夫や娘たち)の視点を通じて、話が展開されていきます。

中盤あたり、千波の病気が発覚してから、どんどんと先が気になってしまい、昨日一気に読み終えました。終盤は日比谷公園前のスタバで読んでたんですけど、涙が目にじわってくるのを必死にハンカチで押さえながら、読んでました(T_T)。

北村さんの奏でる言葉には、今までにもたくさん感銘を受けてきましたけど、この作品にもココロに染み入る言葉がたくさんあって、改めて北村薫という作家に尊敬の念を抱きました。

単なるお涙頂戴的なハナシでは決してありません。変な言い方になっちゃいますけど、「悲しいけれど、前向いて歩こう」って気にさせてくれるのです。

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「さばの味噌煮」のエピソードで、このフレーズって確か・・・と思って本棚から1冊の本を取り出し、読み返してみました。

「月の砂漠をさばさばと」

やっぱりそうか、「牧子」が「お母さん」で「さき」はあの「さきちゃん」だったんだ。こういったつながりって何だか嬉しいな〜(^-^)。ちなみにこの本の絵を担当していたのがおーなり由子さん。おーなりさんは毎日新聞の連載時は挿絵を担当されてたそうなんですけど、本では題字と装画のみだったんで、ちと残念です。

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最後の付記もいいですね。
自分もそれを「逃げ」とは思いません。
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[読書] わたしのマトカ (片桐はいり)

映画「かもめ食堂」に出演されていた女優、片桐はいりさんのエッセイ集。
映画のロケで訪れたフィンランドでの1ヶ月の生活を綴ったものなのですが、初めてのエッセイとは思えないくらい、とっても読みやすく素敵なエッセイでした。ちなみに「マトカ」とはフィンランド語で「旅」を意味するコトバ。

わたしのマトカ




読み終えてまず思ったのは、「フィンランドに行ってみたい♪」
映画を観るまで、フィンランドと言われてもピンと来るものが特に無かったんですけど、映画を観て、原作を読んで、そしてこのエッセイを読んだら、すっごく行きたい気持ちになりました。

旅好きで好奇心旺盛なはいりさん。怪しいクラブ(「地獄」って名前のお店)に単身で行ってみたり、ファーム・ステイをしたり、と行動もとっても積極的。自分はここまで行動的にはなれないだろーなと、ちょっと羨ましく思います。

トラム(路面電車)の運転手さんとのやりとりは読んでて、ジーンときちゃいました。言葉が上手く通じない中で、ああいった不意打ちの優しさはすっごく嬉しいだろーな。このエピソード以外にもフィンランドの方の素朴でおおらかな人柄が作品全体から伝わってきました。

フィンランドではいりさんが手に入れた「余裕」という名の武器。自分には今それがとっても欠けているような気がしてなりませんでした。この武器を手に入れるためにもフィンランドに是非行ってみたい(^-^)。

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"迷えば迷うほど心ときめくのである"
あー、これは自分もおんなじだな〜(^-^)。迷うことで新たな発見があって、それが時に旅の楽しさを思いのほか広げてくれる。やっぱ少しはスリルが無いとね。全てが計画どおりじゃ味気ないですもん。

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フィンランドの映画って、多分観た事無いと思うのですが、この本読んで観てみようかなと思った作品があります。「過去のない男」という作品なんですけど、主演のマルック・ペルトラさんが「かもめ食堂」に出演しております。検索してみたら'02年のカンヌ映画祭のグランプリ作品ということなんで、レンタルでも置いてそうだな。
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[読書] チョコレートコスモス (恩田 陸)

恩田さんの作品を読むのは「夜のピクニック」に続いて2冊目。
「夜の〜」の人物描写も凄いと思ったけど、今回のは更にその凄さが増していて、読めば読むほどにページをめくる手が止まらなくなる作品でした。

チョコレートコスモス

ちなみにタイトルのチョコレートコスモスとは、実際にある花の名前。茶褐色のコスモスのことだそうです。見たことあります?




この作品は演劇の世界を舞台にした作品。お芝居好きなワタクシとしては、「むっ、これはアノ作品のことか?、これってアノ人のこと言ってる?」なーんて思ってしまう箇所が随所にあって、それだけでも楽しめました(^-^)。

物語では、二人の女性が登場します。幼い頃から活躍し続けている若手女優の東響子。もう一人は演技経験が一切無いのにも関わらず、無名劇団の舞台で天才的な演技をみせる大学生の佐々木飛鳥。二人の心理描写はとても丁寧に描かれております。そのせいで二人以外の人物があまり印象に残らないくらいに・・・(^-^;。

後半のオーディションの場面も演技の描写が細かくて、緊迫感がありました。読みながらも、演技している様が自然と頭に浮かんできましたもん。恩田さんって相当お芝居好きなんだろーな、って読んでて思いました。

ラストは途中から想像はついていたんですけど、読み終わってからも何度も読み返してしまうくらい、清清しい感じがします。響子が飛鳥を相手役に選ぶにあたって、その覚悟を問われ、答える場面なんかは最高に良いです♪

願わくば、この先のストーリーを読みたいと思う。響子と飛鳥の進んでいく先には何があるのか。次の舞台(ステージ)で彼女達は何を見つけるのだろうか。続編がつくりやすい作品とは思えないけれど、読んでみたい。読み終えて、そう思いました。

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響子に松たか子さんをイメージしてしまうのはファンだからかな?(^-^)
「メタルマクベス」楽しみだな〜♪
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[読書] 砂漠 (伊坂幸太郎)

2週間前くらいに既に読み終えてて、その後「陽気なギャングが地球を回す」も読了。と、ここまで伊坂作品を4冊読みましたが、この「砂漠」の読後感はとっても良かったぁ〜♪。

砂漠




いわゆる青春小説ってやつです。大学に入学してから卒業まで、春夏秋冬、そして再び春、と季節毎に章立てされてます。伊坂作品らしく、登場人物は皆、個性的で魅力ある人ばかり。中でも西嶋はこれまで読んだ伊坂作品の中でも一番クセのある、そして魅力ある人物でした。この西嶋がいい台詞をたくさん言うワケですよ。その一つ一つに笑い、感動し、考えさせられました。

「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」
自分自身、そういう関係をずっと続けられたらいいな、って心から思います。
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